プラチナタウンを見終わっての感想
最近Huluではまったドラマがありまして、タイトルはプラチナタウンといいます。
主演は水曜どうでしょうでおなじみの大泉洋さんです。
このドラマは最近のグダグダなドラマに比べて非常にストーリーがわかりやすく、かつ簡潔にまとまっていて、大変面白く視聴できました。
プラチナタウンってどんなドラマ?
このドラマの内容はWowWowの公式ページに素晴らしいものが掲載されていたのでこちらを引用しましょう。
<ストーリー>
四井商事のエリート商社マン・山崎鉄郎(大泉洋)は、幼なじみの熊沢健二(平山浩行)から同窓会に誘われる。しかし、久しぶりに降り立った故郷の緑原町はすっかり変わり果て、財政危機に追い込まれていた。健二らに町の再建を懇願された鉄郎は一念発起し、会社をやめ緑原町の町長に就任。鉄郎の元恋人・仲里恵里香(檀れい)はただただ驚き、また、ライバルである東光物産の児島由紀夫(渡部篤郎)はその事実を知りある考えを巡らせる。バブルの頃から収益の上がらない公共事業に金を注ぎ込み続け、150億円もの負債を抱えることになった緑原町。そんな町を救うべく鉄郎が考えたのは「老人のためのテーマパークを建設する」というプランだった。前代未聞の計画に、町会議員の古参・鎌田武造(柄本明)が立ちはだかる。希望を見出す者、阻もうとする者、さまざまな思惑が渦巻く中、鉄郎は町の復興に向けて突き進んでいく。
簡単にいうならば半沢直樹+NHK特集+水曜どうでしょうのノリを少々
このドラマを一言であらわすとこうなります。
主演の大泉さんが演じる山崎鉄郎は、故郷の緑原町を救うために大手商社を辞めて町長になります。そして、町の復興案として「老人のためのテーマパーク」を思いつき町議会に提案しますが、これまで町の利権を貪り尽くしてきた町議会議員に様々な妨害をされてしまうのです。しかし、最後には悪玉をスカッと破り、見事自分の復興案は受け入れられるのです。
この構図はまさに半沢直樹のようでした。半沢直樹では自分の信念を曲げずに悪に立ち向かっていく映像が描写されましが、半沢直樹と山崎鉄郎が途中から少しかぶって見えました。
また、悪役の「嫌な奴感」もとても似ていました。
半沢直樹の名イライラ演技と称された「小木曽の机バンバン」に似たような描写がプラチナタウンでもあって、本当にイライラするんです。目の前にいたら一発ぶん殴りたくなるようなイラつき度でした。
でも、最後にはスカっとしますので、半沢直樹にはまった人ならばこちらもはハマるはずです。
また、このドラマの根幹には、NHK特集のようなしっかりとした社会的視点が組み込まれています。
現代の日本は超高齢化社会と言われています。
このドラマはこの日本の現状、とくに高齢者の老後のライフスタイルに一石を投じていると感じました。
日本は高齢化社会、また「老後の生活」において”ネガティブ”な印象を持ちがちですが、老人が生き生きと老後を過ごすことが出来、かつ若者達に負担を押し付けないで老後の世話をする社会をどのように作り上げるかという難問にヒントを与えてくれる気がしました。
若者だけではなく、ご年配の方にも是非ご覧になってほしいですね。
最後に、このドラマには水曜どうでしょうの様な大泉さんいじりが入っています。
またチームナックスのメンバーもたくさん出演しています。
どうでしょう好きな人にはニヤニヤものです、
共演者がとても良い
この映画で山崎鉄郎の恋人役(仲里恵里香)を演じたのは元宝塚女優の壇れいさんなのですが、その大人の魅力に完全にやられてしまいました。
壇さんが演じた役は超有能なデザイナー、プランナーの役なのですが、彼女の仕事にかける情熱とそして時折見せるキュートな演技は完全に男の、特におじさまのハートをキャッチすることでしょう。
また、山崎鉄郎と仕事でパートナーになる児島由紀夫を演じた渡部篤郎さんが本当にかっこ良かったです。
僕はケイゾクのころから渡部さんが大好きなのですが、今回の冷徹ながらも自分の信念をもった児島由紀夫という役に渡部篤郎の渋い雰囲気が完全にマッチして、特に後半の見せ場には鳥肌が立つほどかっこいいと思えてしまいした。
簡潔にまとまっているから予定のない週末におすすめです
このドラマは全5話の構成になっており、海外ドラマの様な引き延ばしは一切ありません。
また、ストーリーの展開も気持ちがいいほどさくさくなのでダラダラと見るはめにならず、一日ですっきりと見終れます。
予定がない週末に一気に見てしまえる、大変素晴らしいドラマです。
皆様も是非ともご覧下さいね。