大学院生必見!論文管理ソフト”Mendeley”を使って論文執筆を快適に
学部4年生や大学院生の皆様は、日頃から論文執筆に精を出しているかと思います。
さて、皆さんを論文を執筆するときに参考文献の管理はどうしていますか。
「参考文献用の論文はパソコンにローカル保存していて参考文献リストは手作業で入力していく」
という前時代的な方法を使っている人は今すぐこの記事をブックマークに入れてください。
IT技術が発達している現代では、もっとスマート、かつ楽々に論文を管理できてしまうソフトがあるのです。
ここで紹介するのはMendeleyというフリーソフト(フリーソフトなのですべて無料です)。
このソフトが涙が出るほど便利なのです。
この Mendeleyを使うか使わないかによってあなたの論文執筆生活は180℃変わります。
Mendeley のすごいところ① 論文をクラウド保存できてネットワーク上でいつでもアクセス出来る。
このMendeleyは、自分の関心のある論文をクラウド上(ネットワーク上)に保存できることが出来ます。
ですので、大学のパソコンでいい論文を見つけたらUSBに保存しておいて、自宅ではそのUSBを自分のパソコンに差し込んでファイルを開くなんていう面倒くさい作業はいりません。
ネットワーク上の共有フォルダにアップロードしておけば、大学のパソコンでも、家のパソコンでも、お手持ちのスマートフォンでも、いつでもどこでも目的の論文にクイックアクセスが出来ます。
Mendeley のすごいところ② 文献情報を自動で収集してくれる+ワンクリックで参考文献リスト作成
Mendeley上で論文をアップロードすると、その論文の論文名、著者名(共著者名)、雑誌名、発行年数などの情報を自動で収集してくれます(自分で手入力もできます)。
そして、この収集された情報は、ワンクリックで参考文献リストとしてご自分の文書ファイル(ワードなど)に出力できるのです。
しかも、この出力は様々な雑誌のスタイルに対応していますから、文系理系問わず利用出来てしまいます。
大学院生にもなりますと、論文の参考文献数は最低でも50近くになると思われますから、手作業で一つ一つ参考文献リストを記入していてはそれだけで一日が終わってしまいます。
しかし、このMendeleyを使えば、参考文献リストは文字通り1クリックだけで済んでしまいます。
なんて便利なのでしょう。
この節約できた時間をさらに有効に使えば、あなたの論文はもっといいものになるのは違いないでしょう。
Mendeley のすごいところ③ オンライン上で論文に書き込みが出来る
①で紹介したように、Mendeleyを使えばいつでもどこでも自分の興味のある論文にクイックアクセスができますが、Mendeleyは論文を読むだけでなく、論文にラインマーカーを引いたり、付箋紙の様なメモを貼ったりすることが出来るのです。
「この段落は特に重要だから目立つようにしておきたい!」や、「自分の解釈を論文上に保存しておきたい」などのあなたの願望をMendeleyはすべて叶えてくれます。
Mendeley のすごいところ④ グループ間で論文の共有
Mendeley上にアップロードした論文は、自分の知り合いと共有することができます。
しかも、③で紹介した書き込みも共有されますから、グループで論文輪読をしたい場合などにはとても便利です。
Mendeley のすごいところ⑤ 世界中の学生、研究者と知り合いになれるかも
Mendeley上で論文を管理すると、 Mendeleyは自分と似たような論文を持っているユーザーをサイト上に表示してくれます。(もちろん非公開設定も出来ます)
その方は自分と専門分野を共有していることが多いですから、連絡を取れば国境を超えたディスカッションが出来ます。
また、もし自分が論文を執筆して出版し、Mendeley上で公開した場合は、その論文に対して世界中の研究者からコメントをもらえるかもしれません。
まさに IT時代を象徴する論文のグローバル化を実感出来ます。
Mendeley のすごいところ⑥ なんといってもすべて無料
これだけの機能を持ちながら、Mendeleyを使うのに費用は一切かかりません。
逆になんだか申し訳ないと思えるほどのソフトウェアです。
論文管理ソフトは安いものでも数万円はしますから、経済事情が厳しい大学院生にとってはまさに救世主と言っても過言ではありません。
いかがでしたでしょうか。
この記事ではMendeleyの紹介だけをしましたが、詳しい使用方法などはいろいろなサイトで紹介されていますから、そちらを参考にしてみてください。
それでは、Mendeleyで素敵な研究ライフを!
詳しい使い方はこちらの記事を参考に
Wordで文献引用をするなら、Mendeleyを使えよ。修論とか色々捗るぞ