ホリエモンとひろゆきのネット規制に対する議論(in TVタックル)が面白かったので深く調べてみた③
前回からの続きです。
前回の記事↓
ホリエモンとひろゆきのネット規制に対する議論(in TVタックル)が面白かったので深く調べてみた①
ホリエモンとひろゆきのネット規制に対する議論(in TVタックル)が面白かったので深く調べてみた②
今回の議論のまとめと感想
さて、ここまで議論を深く見てきて感じたことは、完全にネット規制賛成派が反対派の勢いに負けてしまったということです。
やはり反対派のホリエモンとひろゆきはこれまでの経験上からか口がとても達者です。
特に彼らは、相手が話している最中に割込んで自分の意見を押し付ける能力に長けています。
この二人と議論する時は、なるべく息継ぎのタイミングを見計らって、相手に隙を見せないようにすることが大切だと感じました。
(あと、司会者も割り込みを阻止するなど、もっと司会者らしい中立な立場を取るべき)
また、反対派の主張でも、論理破綻しているところが多々ありました。
このようなポイントをもっと賛成派の方々は責めていれば議論はもっと中立になったと思います。
しかし、松本氏を筆頭にして、変に感情論に切り替えたり、主観的だったり、よくわからないデータからの主張を繰り広げてしまって、ホリエモンとひろゆきにそこを一気に叩かれてしまったのが目立ちました。
賛成派の皆さんはもっと議論の準備をしておくべきでしたね。
「こういう議論をしようとするとこういう反論が帰ってくる可能性があるからこう反論しよう」
という準備はディベートの基本中の基本です。
テレビに出て主張するぐらいでしたらこれくらいの準備はしてほしかったです。
最後に言いたいことは、僕はネット規制には条件付きで賛成です。
ネットの犯罪は、現実社会での犯罪と明らかに性質が異なります。
特に、自分に対しての誹謗中傷がネット上には永遠につきまとうという性質はいつかどこかで歯止めがかからなければいけません。
ただ、反対派の二人がメインで主張していたように、インターネットという人類が作り出した自由な空間も壊したくはありませんから、ネットの実名性というのもあまり好みません。
ですから、まずはホリエモン・ひろゆきの言っていたように
① 刑法によって、ネット上での誹謗中傷の厳罰化
② 書き込み前の「投稿確認」
を行ってみるのが一番だと感じました。
それで効果が出るようでしたら、それで十分ですし、もしそれが全く効果がないようでしたら、最終的にネットに直接何らかの規制をかければいいと思うんです。
まあ、とにかく、ネット上での誹謗中傷で苦しんでいる方が今たくさん存在しているのも事実です。
そのような方々が一人でも減るように、何かしらのアプローチをかけていきたいですね。
では、長くなりましたが、今回の議論に対しての考察?を終わります。