日本の画一化された就活にはやっぱり違和感を感じる昨今

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僕の後輩が就活に失敗して精神を病んでしまいました。

 

彼女は大学は違いますが理系の修士卒で、知的レベルとしては非常に優秀な子でした。

(大学も有名大学です)

 

しかし、有名企業はもちろんのこと、中小企業も全滅だったそう。

 

なぜ彼女がダメだったのか。

僕にはさっぱり理由はわかりません。

 

彼女は今年の春に卒業しましたが、バイトをしつつ研究生としてラボに残りながら就活をするらしいです。

しかし、最近はメンタルを病んでしまって家に引きこもりがちだそう。

 

人間としてとっても信頼していた後輩がこのような状態になってしまって、僕も心がとても痛いです。

 



レールを一度脱線してしまうと元に戻れない風潮

近年、就活に失敗して精神を病んでしまう若者が増えているそうです。

それに従って年々自殺者も増えているとか。

http://matome.naver.jp/odai/2133653376030397301

 

なんとも悩ましい状況です。

 

おそらく世の中の大人達は就活で病んでしまった若者に向かって

「たかが就活に一度失敗しただけで精神を病むなんてだらしない」

なんてことを言うでしょう。

 

もちろん、彼らのメンタリティーが弱かった部分もあると思います。

就活に失敗しても、くじけずに次の年に内定を勝ち取った人を僕は何人も知っています。

 

ただ、昨今の就活の負の側面を全て若者の責任として押し付ける社会構造には僕はかなりの疑問を抱いています。

 

新卒

既卒

第二新卒

などと、個々の能力に関係なく就活生を区別する今の謎システムは一体何なのでしょうか。

 

日本の教育システムにはびこる「みんな一緒じゃないとダメ」の価値観

話が少し飛びますが、現在の僕の家の近くには中学校があります。

少し遅めに家を出るとたまに体育の授業をやっているのが見えるのですが、その光景が僕の目には異様にしか見えません。

 

みんなお揃いの赤いジャージを着ているのです。

そして、「前習え」や「休め」などの集団行動の練習を1時間かけてやっているのです。

 

なんでしょうこの軍隊教育は。

日本の教育システムはいつになったら今の軍隊教育から離れるのでしょうか。

 

グローバル時代

多様性の時代

個性を受け入れろ!

などと綺麗事を並べているわりには、実際の現場ではまだ同じ服装をさせて、みなに同じ行動をさせるのです。

 

はっきり言って気持ち悪いです。

 

もちろん、高度成長期にはこのような教育は必要だったと思います。

当時の日本に重要だったのは、個性などではなく、集団でものを作っていくチームワークでしたから。

しかし、現在の日本にそのような軍隊的な規律が必要だとは思いません。

 

 

 

僕からみたら、このような時代遅れの軍隊教育こそが、「みんな一緒じゃないといけない」という日本のレール社会を作り上げ、そしてそれが現在の就活システムに繋がっているとしか思えません

 

就活にもっと多様性があったら、、、

企業、社会が今よりもより柔軟に学生を受け入れる仕組みを作ったら、日本はどれだけ多様な国になるでしょうか。

 

教育先進国オランダの教育

最近、オランダ出身の友達ができました。

彼から聞いた話なのですが、オランダは教育がとても自由な国らしいです。

こうした資金面での平等を確保した上で、「教育の自由」はさらに、各学校に教育活動を組織する上での大きな自由裁量権を認めており、学校ごとにどのような教育理念に基づいて教育活動を行うのか、教材選択や学級編成など、どのような方法で授業を進めるのか、などの点で、多種多様な教育実践の自由を認めている。その結果、とりわけ、1960年代末以降、古い画一的で権威主義的な授業ではなく、子ども一人ひとりの個性やニーズや学習のテンポに合わせた教育実践に積極的に取り組むオールタナティブスクールなどが爆発的に増加した。そして、くどいようだが、そういう学校も全て他の学校と全く同等の教育費で運営されている。

オランダの公教育
〜経済格差を教育格差に繋がない努力〜

 

このシステムは正直すごいと思います。

もちろんこんな大胆なシステムには負の側面もあるだろうけれど、それを上回るほどのメリットがあるのだと思う。

現にオランダは昨今の不況でも経済が悪化していないらしい。

 

そんな国出身の彼と話していた時に、日本の就活の話になって、「就活に失敗して自殺する若者が増えているんだ」と話したらとっても驚いていました。

彼の話はこうです。

 

「確かにオランダでも職探しは大変だ。多分日本よりも仕事はない。いい企業に入るためには自分を企業に猛烈アピールして採用をゲットしないといけないしね。でも、それに失敗したからと言っても、絶対に次のチャンスがあるから自殺する人なんて聞いた事がないな。初年度に全滅して失敗したとしても次の年がある。みな常に同じスタートだよ。そもそも大学の同級生でも年齢がバラバラだから、1年や2年遅れたことは何のハンディキャップにならないよ。人種も様々だしね。学校教育でみんなそれぞれ違うと教わってきたから、みんなと同じになる必要はないと僕は考えているよ。」

 

これを聞いた時に、就活で病んでしまった後輩が頭によぎってしまいました。

もちろん、国は違うし、国民性は違うし、経済状況は違うしだから、同じ感覚で日本と比べてはいけないのはわかります。

このようなオランダの光の部分だけを取り上げて、日本の闇の部分を否定するのは甘ちゃんの考え方です。

僕は重々承知しています。

 

 

ただ、ただ、日本も、ほんの少しだけでいいからキャリアパスに多様性が増えてほしいんです。

どうして採用を年一回に固定するのでしょうか。

 

どうして全ての企業が同じ時期に採用するのでしょうか。

 

みんな、いっしょ。

みんな、同じ。

 

この考え方を早く変えないと、若者たちはずっとプレッシャーの中に閉じ込められるし、グローバル経済の中で日本は取り残されてしまうのではないか。

 

 

そんな事をオランダ出身の友達が出来て感じた最近でした。

 

 

 

京都在住の科学系なんでもブロガーかつRubyistです。
専門は生物学やビッグデータの解析です。
一人旅が大好きで、休みにはしょっちゅう国内外をぷらぷらしています。

生命科学系の研究や美味しい飲み屋の情報を紹介しています。
また、ライフハック系の記事もよく更新しています。

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